岡田屋鉄蔵「ひらひら」
絵師を題材とした小説が好きで
見つかればいろいろ読んでいます。
最近、谷津矢車さんの「おもちゃ絵芳藤」
を読んで他にないかと探していたところ
アマゾンの関連本で見つけました。
小説ではなくコミック。
岡田屋鉄蔵さんはBL(ボーイズラブ)題材を
得意とするようで、名前や画風から想像つかない
女性です。
歌川国芳を師匠とする歌川一門のストーリー。
主人公は歌川芳伝という架空の絵師なのですが
他の弟子たちは実在で、彼らの男っぷりがカッコよくて
コミックながらホレボレしてしまう。
BL要素は全くないですが、大人の絡みも魅せて
猫好きの国芳だけあって、ところどころ登場。
ストーリーもよかった!
「人生楽しみやがれ」という国芳が発する
言葉の数々が粋で頼もしく、ホロリとくる。
もちろんこれはフィクションだし
浮世絵のことはなにも詳しくないのですが
この一門のことをもっと知りたくなりました。
「ひらひら」のあと、「大江戸国芳よしづくし」
も出されてるようなので、読むのが楽しみ。
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